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今回は、「悪徳業者に注意!手口と対策を知って対応しよう1」です。
リフォーム業者を探す際は、基本的に自らで選びます。その一方で家に訪問してリフォームを持ち掛けてくる業者も存在。なし崩し的に騙されてしまったという事例もあるため、事前に手口や対策を覚えておくのも重要です。
今回は、リフォームの悪徳業者における手口の解説や対策について説明します。
自分には関係ないと思うのは大間違い
無料点検から仕掛けてくる手口
悪徳業者の手口ですが、これがかなり巧妙なために油断ができません。
最初からリフォームを持ち掛けてくるわけではなく、無料点検から持ち掛けてきます。無料だからと思って依頼してしまうと、住宅に不備があることを説明して危険を煽ってきたり、無料のはずなのに点検後に料金を請求してくる例が多いです。
そのため、最初にお得なセールストークをしてくる人が現れた場合は注意しなければなりません。
リフォームに関して専門的な知識がないのをいいことに、強引に契約を迫ってくる業者もいます。しつこく契約を迫るなど悪質な場合は、警察に通報することも視野に入れておきましょう。
信頼できる立場を名乗ることもあるので注意
悪徳業者が信用させるために、いろいろな身分を名乗るのは基本です。しかし、その身分に関しても上手く信用させるようとしているので、覚えておくようにしましょう。
予想できるのが「リフォームに関する大手企業を装う」ですが、「株式会社」などの部分を変えてきて名乗る事例が多いです。また、リフォームを行っている大手企業は悪徳業者が自分たちの会社を名乗るのを把握しているため、ホームページ上で注意喚起を行っています。企業を名乗っている場合は、話を聞く前に確認をしましょう。
また、市町村の職員を名乗るというケースも。当然ですが、職員がリフォームを持ち掛けるということはありません。その場合は詐欺かもしれないと考えていいでしょう。
自分たちも儲かると見せかけるモニターの依頼
ポイントサイトなどでよくある、モニター案件を利用して詐欺をするケースにも注意です。太陽光発電などのリフォームに関するモニターを持ち掛け、「契約したらモニター料を支払います」、「モニターになればリフォーム費用を安くします」などのトークを行います。
もちろん、悪徳業者の提示するリフォーム費用が安いわけがなく、モニター料の支払いもすぐにストップするというのが結末です。
施工に関してもいい加減に行う可能性が高く、リフォームの意味がなくお金だけを失いかねません。
悪徳業者に依頼した時の顛末
よくあるのが手抜き工事
悪徳業者の中には工事予定日になっても一切に現れないという明確な詐欺をする例もありますが、契約後は手抜き施工の事例が多いです。
リフォームを依頼する側が施工に関する知識がないの利用して、ずさんな工事だけを行って帰っていくという手法が目立ちます。
手抜きの施工に気づいたときには、すでに契約書を交わしてお金を支払った状態になっているでしょう。その後は、業者に連絡を取ることができなくなる可能性が高いです。
見積もりを大幅に超える金額を要求してくる
プロのリフォーム業者は見積もりの段階でしっかりとした計画を出してくれます。そのため、見積もりから金額が変わるというのはほとんどありません。ましてや、大幅にリフォーム費用が上がるといった例も少ないです。
しかし、悪徳業者の場合は見積もりの段階では驚くくらいの安価で引き受けてきて、最終的な請求のときに数十万円くらい高額になっているケースが多発します。
しかも、請求金額を伝えてくるのは施工が終わった後なので泣く泣く支払わなければなりません。そして当初の予定から大幅に損をしてしまうのです。
リフォームは見積書を発行する段階で細かく内訳が分かり、それぞれの金額の説明をされるのが本来の流れです。いい加減な見積もりを説明された場合は、まず見積書を要求するようにしましょう。
何度も騙されるように家にマーキング
業者の中には家の表札やドアにシールを目印でつけてきます。これは、仲間の業者に対する「騙しやすい家」を知らせるサインとのこと。一度業者に利用されるとこれからも業者が訪れる可能性があり、とても危険です。
そのため、業者を上手くやり過ごすだけでなく、業者が家の周囲に何か細工をしていないかを調べるのも必要になります。シールやサインの内容は業者で示し合わせているため違いがありますが、「これまでになかったシールが張りつけられている」といった場合は注意が必要です。すべて取り外すようにしましょう。
悪徳業者への対策方法を頭に入れておこう
家に来た場合の対応方法
いきなりリフォームを持ち掛けてくる業者が来た場合、家に入れないのが一番です。しかし、強引な場合もありますので、対策を事前に考えておくといいです。
箇条書きにすると以下のようになります。
- 可能なら複数人で対応
- 無料点検の持ちかけには応じない
- 不安を煽ってきても真に受けない
- 身分証明書を提示しない場合に話に応じない
- スマートフォンで会話の内容を録音する
- 即日で契約をしない
工事をするという話になったときも、契約は最後まで結ばずに見積書をしっかりと出させたり、他の業者と比較する旨を説明するのがいいでしょう。
もし契約をしてしまった場合はクーリングオフ
悪徳業者と思われる人とリフォーム契約を書面で交わしてしまった場合は、クーリングオフを利用して契約を解消するように動きましょう。
ただし、クーリングオフには契約をしてから8日以内という期限が定められていますから、迅速に法律家に相談するのが重要になります。
悪徳業者もクーリングオフに対して、「クーリングオフができない」等の嘘の説明したり、クーリングオフの書面を相手しなかったりと邪魔をします。そのため、個人でクーリングオフを行う場合は必ず内容証明郵便を利用してください。
内容証明郵便を発送すれば必ず郵便局が送付したことを証明をしてくれるので、無視はできません。なお、内容証明郵便に関する詳細は日本郵便で確認できます。
差出方法、用意するもの、料金は必ずチェックしておきましょう。
内容証明 – 日本郵便
相談できる機関にも報告しよう
怪しいなと思った場合や、追い返したけれど今後が不安という場合は、リフォームの専門家に話を聞いてもらい対応についてアドバイスをもらいましょう。
リフォームの場合は住宅リフォーム・紛争処理支援センターが専門的な観点から説明してくれるので、有力な選択肢です。業者の説明がリフォームとして、しっかりとしているのかも含めて考えてくれるので、できれば契約をしてしまう前に相談した方がいいかもしれません。
また、悪質な商法にもあたるため国民生活センターも相談窓口です。
リフォーム以外にも怪しい業者に関する相談に対応していて、悪徳業者に対する対応方法を聞けます。
悪徳業者は新しい手口を用意してくるので警戒を緩めてはならない
残念ながら悪徳業者に関する相談件数は増えている傾向にあり、手口に関してもさまざまなものが報告されています。
中には、自ら家を破壊して工事の必要性を訴える業者もいます。悪徳業者によってはなりふり構わない姿勢で無理やりにでも契約を迫るので、リフォームの必要がないからと安心はできません。
一番大事なのはリフォームを依頼する業者は自分が決めたところだけにするという徹底と、手口に関する情報の定期的なチェックです。自分の大事な家とお金を守るため、悪徳業者への対策は怠らないようにしましょう。